恥ずかしながら、「スタートレック」のファースト・シーズン「宇宙大作戦」をhuluにて観はじめる。
子供のころから小耳にはさみ、ことあるごとに登場するモンスターコンテンツだが、これまで観るに至らず。ハマっている「ビッグバンセオリー」であまりに頻繁に登場することもあって、ようやくここに至り…。
現在、数話を観終えたところでの感想といえば、ハードのリアリティがクオリティを左右する未来ネタだけに、今となっては痛い表現も多く、ウィリアム・シャトナーの芝居が臭すぎて、それほど没頭できないのが正直なところだけど、いくつか驚いたことが。
❶1968年にして、現代のケータイ電話(ガラケーか?)の意匠が登場
どこかの星に降り立ったとき、船内との通信につかわれるガジェットが、まさにガラケー。さらに驚くのは、会話の方法が、まるでスマホのモニターモードのように、耳や口をつけず話す点。
❷すでに16:9のハイビジョンサイズが登場
むろん、当時はSDの4:3が絶対比。エンタープライズ内の大半のモニターが、30年以上の時を待つことになる16:9を採用している点は、驚愕だ。まあ、正確には16:9ってわけじゃないかもしれないけど、横長の画面を思いつたこと自体、なんだかこの作品の宿命性を感じるね。
に
これらの点だけでなく、ストーリー面でも、科学の論理を奇怪な事件、エピソードに転用しているあたりは、まさに「フリンジ」などのサイエンス・ミステリー作品に多大な影響を与えていることは確か。奇しくも、「スタートレック」スポック役のレナード・ニモイが、「フリンジ」に出演していたあたりは、オマージュともとれるだろう。
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もっとも、ぼくが語るまでもなく、あまたの研究者?がいる名作ではあるのだけれど、語り継がれるものには、学ぶべき点があると、改めて思い知るわけです。